「ダイオードレーザーってどんな特徴がある?」「脱毛効果はどう?」「ダイオードレーザーを照射できる脱毛機はどれ?」などの疑問をお持ちのあなたへ。
本記事では、ダイオードレーザーの脱毛効果、脱毛に通う回数や間隔のほか、メリット・デメリットについても解説します。
ダイオードレーザーは毛質や肌質を選ばず脱毛効果が期待できることから、多くのクリニックがダイオードレーザーの照射が可能な脱毛機を採用しています。
また、肌に優しく施術時の痛みが少ない施術が可能で、施術時の痛みやリスクに対するイメージを覆した医療レーザーと言えます。
ページの後半にダイオードレーザー脱毛に関する質問も紹介しているので、もっと詳しく知りたい人はそのまま読み進めてくださいね。
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ダイオードレーザーとは?仕組み・脱毛効果を解説!
ダイオードレーザーはどのような仕組みによって脱毛効果を得られるのか、どんな特徴があるのかについて解説します。
ダイオードレーザー脱毛の仕組み
ダイオードレーザーとは、医療脱毛で使われるレーザーの一種で「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類があります。
これらは脱毛の仕組みが少々異なるので、仕組みや波長、痛みなどの違いについて次の表にまとめました。
熱破壊式 | 蓄熱式 | |
---|---|---|
仕組み | ターゲットである毛包幹細胞や毛乳頭に向けて、メラニン(黒い点)に反応する高出力のレーザーを照射し破壊する | 毛包幹細胞や毛乳頭よりも表皮に近いバルジ領域をターゲットに、低出力のレーザーを連続照射して脱毛する |
波長 | 800〜808nm | |
痛みの強さ | 弱い | 熱破壊式よりも弱い |
毛質 | 産毛から濃い毛まで対応 | |
対応可能な肌質 | ・敏感肌 ・アトピー肌 | ・敏感肌 ・アトピー肌 ・日焼け肌 ・色黒肌 |
熱破壊式は、毛根奥深くの黒いメラニン色素に反応する高出力のレーザー照射によって、毛包幹細胞や毛乳頭を破壊して脱毛する仕組みです。
いっぽう蓄熱式は、発毛の指令を行うバルジ領域という器官に反応する低出力のレーザーを連続照射し破壊する脱毛方式。
バルジ領域は毛包幹細胞や毛乳頭よりも表皮に近い位置にあるため、熱破壊式よりも低出力で照射する蓄熱式の方が少ない痛みで脱毛できます。
ダイオードレーザーの波長の長さは、ほかの脱毛機の755nm~1064nmと比べて810~940nmと中間程度。
さまざまな肌質・毛質でも照射可能な、オールラウンドに対応できるレーザーといえます。
ダイオードレーザー脱毛の特徴
ダイオードレーザーは、様々な毛質・肌質に対応可能な医療脱毛レーザーです。
産毛や濃い毛など幅広い毛質に対応しており、以前の脱毛方式では難しかった日焼け肌や色黒肌の人にも照射できます。
また、施術時の痛みが少なく肌に優しいことから、アトピー肌や敏感肌の人でも脱毛施術を受けられます。
ダイオードレーザーを用いた医療脱毛の痛み
ダイオードレーザーを搭載した脱毛機による施術は、個人差はあるものの痛みが少ないです。
その理由は、他のレーザーと比べて波長が中間程度であるため。
お肌の深部まで高出力のレーザーが到達しないため、強い痛みを感じることなく施術ができます。
医療用レーザーの中では肌への刺激が少ない脱毛機と言えるため、VIOやワキなど痛みを感じやすい部位の脱毛に適しています。
ダイオードレーザーで脱毛に通う間隔・回数
ダイオードレーザーに限らず、どの脱毛施術も1回で完了することはなく、回数を重ねなければ効果は実感できません。
なぜなら脱毛の施術には毛周期が深く関わっており、レーザーは成長期の毛にしか反応しないからなんです。詳しく解説していきます。
脱毛に通う間隔は毛の成長期に合わせたタイミングがベスト
ダイオードレーザーで脱毛を行うときは、2ヶ月〜3ヶ月程度の間隔を空けて脱毛計画を立てれば効率的な脱毛効果が期待できます。
毛は、数ヶ月ごとに成長期・退行期・休止期で毛が生えかわる「毛周期」という3つのサイクルを繰り返しています。
その中でレーザーが反応するのは「成長期」の毛のみで、退行期や休止期の毛には反応しません。
- 成長期:新しい毛が成長しムダ毛が見える(脱毛施術のベストタイミング)
- 退行期:毛根が押し上げられ抜ける
- 休止期:ムダ毛が皮膚表面にでない休憩時期
休止期が過ぎた2ヶ月〜3ヶ月後に毛は再び成長期へと戻るため、このタイミングで繰り返しレーザーを照射する必要があります。
脱毛する部位によって毛周期は異なりますが、成長期に合わせて医療レーザーを当てなければ効率的に脱毛できないので気を付けましょう。
ダイオードレーザー脱毛の回数と期間
医療レーザー脱毛による脱毛完了までの回数は、一般的に5回〜8回程度です。
自己処理が不要になる回数 | 産毛もほぼなくなる回数 | |
---|---|---|
ワキ(濃い毛) | 5回程度 | 6回以上 |
VIO(濃い毛) | 5〜8回程度 | 6〜10回以上 |
顔(産毛) | 8回程度 | 10回以上 |
背中(産毛) | 5回程度 | 8回以上 |
医療レーザーに反応するのは成長期の毛のみのため、自己処理がいらなくなる状態を目指すのであれば、少なくとも5回程度の施術が必要になります。
ただし毛質や毛量には個人差があり、毛周期は部位によって異なるため、何回で脱毛が完了するとは断言できません。
これから通うことになるクリニックでのカウンセリングを通して、自分の希望する脱毛の仕上がりを伝えて、医師と相談しながら脱毛コースを決めていきましょう。
医療脱毛の完了の目安は1年〜1年半程度です。
毛周期に沿った医療レーザー脱毛の施術は、成長期の毛に合わせて2ヶ月〜3ヶ月ごとの間隔を空けて進めていきます。
クリニックでは医療脱毛コースとして、5回プランを組むところをよく見かけます。
そのため施術5回の場合は早くて1年前後、施術8回の場合は1年〜1年半前後の期間がかかる点はしっかりと留意しておきましょう。
ダイオードレーザー脱毛が向いてる人
ダイオードレーザーによる脱毛が向いている人について紹介します。
下記にあてはまる人は、ぜひダイオードレーザー脱毛を検討してみてくださいね。
- 医療脱毛での痛みが不安な人
- 従来の脱毛方法で断られた人
- 軽い日焼け肌や色黒肌または色素沈着がある人
- 顔や背中などの産毛もツルツルにしたい人
ダイオードレーザーは幅広い毛質でも脱毛効果が期待できるのはもちろん、痛みを最小限に抑えた照射も可能なため、痛みの少なさを重視したい方に向いています。
とくに、熱破壊式と蓄熱式を合わせた「メディオスターNeXT PRO」「メディオスターモノリス」などの脱毛機は、比較的痛みの少ない施術ができるのでおすすめです。
ダイオードレーザーを照射できる医療レーザー脱毛機一覧
ダイオードレーザーが照射可能な医療レーザー脱毛機を表にまとめました。
レーザーのタイプ | 機種 |
---|---|
熱破壊式ダイオードレーザー | ・ライトシェアデュエット ・ジェントルレーズプロ ・ジェントルマックスプロ ・ベクタス |
蓄熱式ダイオードレーザー | ・ヴィーナスワン ・ソプラノアイスプラチナム |
熱破壊式+ 蓄熱式ダイオードレーザー | ・クリスタルプロ ・メディオスターモノリス ・メディオスターNeXT PRO |
クリニックによって導入している機器が異なるため、レーザーのタイプと機種をしっかりと把握して通うクリニックを選びましょう。
ダイオードレーザーと他のレーザーの違いを比較解説
医療脱毛に使用されるレーザーには、ダイオードレーザー以外に「アレキサンドライトレーザー」と「ヤグレーザー」があります。
まずは、ダイオードレーザーと他の2つのレーザーの特徴や違いについて、詳しく表でチェックしていきましょう。
ダイオード レーザー | アレキサンドライト レーザー | ヤグレーザー | |
---|---|---|---|
波長 | 810~940nm | 755nm | 1064nm |
毛質 | 細かい毛・産毛 | 太く濃い毛 | より太く剛毛 |
痛み | 少ない | やや少ない | 強い |
日焼け肌・色黒肌 | 可能 | 不可 | 可能 |
美肌効果 | なし | あり | あり |
ダイオードレーザーとアレキサンドライトレーザーの違いを比較
ダイオードレーザーとアレキサンドライトレーザーは、冷却方法や波長の長さに違いがあります。
アレキサンドライトレーザー | ダイオードレーザー | |
---|---|---|
冷却方法 | 冷却風や冷却ガスを皮膚に吹き付ける | 皮膚表面を接触冷却する |
波長の長さ | 755nm | 810~940nm |
ターゲット | 毛根や毛乳頭 | 毛根や毛乳頭・バルジ領域 |
痛み | 強い痛みを感じる | 痛みは弱い |
剛毛への効果 | 高い | 普通 |
産毛・薄い毛 への効果 | 低い | 高い |
濃い毛にはアレキサンドライトレーザー、脱毛効果が見えにくいとされる産毛や細い毛への照射にはダイオードレーザーと使い分けることで、効率よく脱毛できます。
ダイオードレーザーとヤグレーザーの違いを比較
ダイオードレーザーとヤグレーザーの大きな違いは波長です。
医療レーザーは、波長が長いほど皮膚への深達度が深くなるという特徴があります。
ダイオードレーザー | ヤグレーザー | |
---|---|---|
波長の長さ | 810~940nm | 1064nm |
ターゲット | 毛根や毛乳頭・バルジ領域 | 毛根や毛乳頭 |
痛み | 痛みは弱い | 強い痛みを感じやすい |
剛毛への効果 | 普通 | 高い |
産毛・薄い毛 への効果 | 高い | 低い |
得意とする 脱毛部位 | 顔や背中など | VIOや男性のヒゲなど |
産毛が気になる人や、もともと毛の薄い人は「ダイオードレーザー」で脱毛すると効果が期待できます。
一方、剛毛な人や太く濃い毛が密集した部位を脱毛したい人は「ヤグレーザー」がおすすめ。
ダイオードレーザーと他2種類のレーザーとの違いまとめ
最後に、ダイオードレーザーと他の2種類のレーザーとの違いをおさらいしていきます。
ダイオードレーザーの特徴
ダイオードレーザーの波長の長さは、ヤグレーザーとアレキサンドライトレーザーの中間位置であるため、幅広い毛質に対応しています。
照射時の痛みが3種類のレーザーのなかでもっとも弱く、低出力で照射するため産毛や細かい毛の脱毛に向いています。
- 脱毛の痛みに弱い人
- 産毛など細かいムダ毛も脱毛したい人
- 敏感肌やアトピー肌の人
アレキサンドライトレーザーの特徴
アレキサンドライトレーザーはメラニンの吸収率が低く、照射する部位によって出力を上げなければならないため、ダイオードレーザーより痛みを感じやすいのが特徴です。
また、普通〜太く長い毛の脱毛に適しており、産毛の脱毛には向きません。
- 濃い毛の脱毛をしたい人
- 照射時の痛みを抑えたい人
- お肌が日焼けしていない状態の人
アレキサンドライトレーザーの特徴
ヤグレーザーはVIOや男性のヒゲのように濃い毛の脱毛に適しており、肌の色味の影響を受けにくいのが特徴です。
メラニンの吸収率が低く、発毛組織までしっかりとレーザーを届けることができる一方、施術中の痛みは2種類のレーザーと比べてもっとも強く現れやすい点は留意しておきましょう。
- VIOやワキのような根深く濃い体毛の人
- 日焼け、色黒肌、色素沈着がある人
- 美肌になりたい人
医療レーザー脱毛機はそれぞれ異なった特徴があり、「どの部位を脱毛するのか」「効果を重視するか・痛みの弱さを重視するのか」など目的に合わせて自分に合うレーザーを選びましょう。
レーザーが異なる複数の脱毛機を導入し、毛質や肌質に合わせて使い分けて対応してくれるクリニックはぜひチェックしておきましょう。
複数のレーザーを同時に照射できる脱毛機もあるため、導入院を把握しておくのもおすすめです。
ダイオードレーザー脱毛の3つのメリット
ダイオードレーザーのメリットは主に以下の3つです。
メリット1.他のレーザーに比べて痛みが少ない
ダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーに比べて、もっとも痛みが少ないのが特徴です。
「ダイオード」 < 「アレキサンドライト」 < 「ヤグ」
とくに蓄熱式のダイオードレーザーは痛みが少なく、肌にじんわりと温かさが伝わる程度。
熱破壊式のダイオードレーザーであっても、他のレーザーに比べて痛みは抑えられているため、痛みに弱い人はダイオードレーザーによる脱毛がおすすめです。
メリット2.アトピー肌(敏感肌)や日焼け肌に対しても照射が可能
ダイオードレーザーは低出力でも脱毛効果を実感できるため、皮膚へのダメージを抑えつつ脱毛ができる肌に優しい医療レーザーです。
そのため、トラブルを起こしやすい敏感肌の人や、メラニン量が多く表皮への熱傷リスクが高い日焼け肌の人でも問題なく照射できます。
日焼け肌・色黒肌の状態で照射した場合の比較
アレキサンドライトレーザー | メラニンの吸収率が高く、ターゲットである毛根以外にもレーザーが反応する可能性があるため、熱傷のリスクが高い。 |
ヤグレーザー | メラニンの吸収率が低く、アプローチしたい部位までレーザーを到達させるために出力を上げる必要あり。結果、強い痛みが出やすい。 |
ダイオードレーザー | メラニン色素に反応しにくい特性であるため照射可能。 |
メリット3.産毛や細い毛に対してもアプローチできる
ダイオードレーザーは、他のレーザーでは照射が難しいと言われている、産毛や細い毛の脱毛に対しても優れた効果が期待できます。
その理由は、波長の長さが幅広いだけでなく、「ヤグレーザー」と「アレキサンドライトレーザー」の中間位置の長さであるため。
濃い毛だけでなく、メラニン色素が少ない産毛・細い毛にもレーザーが反応するので、満足の脱毛効果が期待できます。
ダイオードレーザー脱毛の2つのデメリット
ダイオードレーザーのメリットが多い医療レーザーですが、デメリットも存在します。
他のレーザーと比べて劣る部分もあるため、十分に理解したうえでダイオードレーザー脱毛を検討しましょう。
デメリット1.剛毛への脱毛効果は他のレーザーに劣る
幅広い肌質や毛質に対応しているダイオードレーザーですが、太く濃い毛・剛毛に対する脱毛効果はヤグレーザーやアレキサンドライトレーザーに劣ります。
クリニックによっては、アレキサンドライトレーザーで全体的な脱毛を行い、毛根が深い毛の施術はヤグレーザーで行うという脱毛方法を運用しているところも。
太く濃い毛が密集したVIO・ワキなどの部分脱毛を検討している人は、ダイオードレーザー以外の医療レーザー脱毛機を導入しているクリニックがおすすめです。
デメリット2.脱毛効果を感じるまで時間がかかる
ダイオードレーザーは脱毛効果を感じるまでに、時間がかかる点もデメリットとしてあげられます。
全ての毛質に効果を発揮しないわけではなく、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーに比べると剛毛へのアプローチがゆっくりです。
中でも「熱破壊式」は毛母細胞と毛乳頭を破壊するため即効性が高く、毛が根元からポロポロと抜け落ちる「ポップアップ現象」が起こることで効果を実感できます。
一方「蓄熱式」は、発毛を促す器官の「バルジ領域」に反応し、発毛を抑制することで脱毛効果が得られます。
ムダ毛がスルリと抜け落ちるわけではなく、効果が現れる時間が比較的ゆるやかな脱毛方法のため、効果を感じるまでに時間がかかってしまいます。
ダイオードレーザー脱毛に関するよくある質問Q&A
ダイオードレーザー脱毛に関するよくある質問をまとめました。
不明点が残ったままでは、施術に満足できなかったということも十分考えられるので、疑問などがある場合はここで解消しましょう。
【まとめ】ダイオードレーザー脱毛を検討中の人はクリニックの無料カウンセリングから始めよう!
ダイオードレーザー脱毛は、幅広い肌質や毛質の脱毛に対応している医療レーザーとして注目されており、近年では導入しているクリニックも増えています。
産毛~剛毛への脱毛効果はもちろん、施術時の痛みの少なさや日焼け肌・色黒肌の人でも照射可能なことが特徴的です。
- アトピー肌や敏感肌などトラブル肌の人
- 日焼け肌や色黒肌でも照射したい人
- 背中や顔などの産毛を脱毛したい人
- もともと毛が薄く毛量が少ない人
- 2種類の照射方法で効率よく脱毛したい人
- 医療レーザーの痛みに弱い人
- 時間をかけてもよいので、肌トラブルと痛みを避けて脱毛したい人
カウンセリングでは、希望する部位や日常的な肌の状態などを詳しく伝え、お話に納得した上で契約しましょう。
ダイオードレーザーを用いた医療脱毛を検討している人は、まずは無料カウンセリングから始めてくださいね。