「美容脱毛(エステ脱毛・光脱毛)は意味ない」「絶対に医療脱毛のほうがいい」という声が多いですが、実際はどっちがいいのでしょうか?
そこで今回は、効果や医療脱毛との違い、通う回数などなど、美容脱毛の気になるポイントを詳しく解説します。
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アリシアクリニック
全身+VIO脱毛5回64,000円(税抜)(税込:70,400円)Winter Campaign
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レジーナクリニック
全身+VIO脱毛5回99,000円(税込)(月々1,000円)デビュープラン
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リゼクリニック
全身+VIO+顔脱毛5回129,800円(税込)(月々1,900円)脱毛スタート応援プラン
美容脱毛の概要と効果
美容脱毛は(エステ脱毛・光脱毛)は、専門のサロンなどでおこなわれる脱毛です。
光を使って発毛組織にダメージを与え、毛の成長を抑えます。
生えるペースが遅くなる、細い毛だけが生えるようになる、といった効果があります。永久脱毛ではありません。
美容脱毛を受けるとお肌の代謝が上がり、透明感やハリが高まるといった美肌効果も期待できます。
美容脱毛と医療脱毛の違いは?効果に大きな差
美容脱毛と医療脱毛の大きな違いは、脱毛効果です。
美容脱毛は、一時的な抑毛であり、一定期間がたつとムダ毛はまた生えてきます。
対して医療脱毛は、脱毛を終えればムダ毛はほぼ生えてきません。
医療脱毛に効果が劣る理由
美容脱毛の効果が医療脱毛に劣る理由は、出力(パワー)にあります。
医療脱毛は、レーザーで発毛組織を破壊することで、毛を生えなくさせます。発毛組織の破壊は医療行為で、医療機関のみが提供できます。
サロンが提供する美容脱毛では、発毛組織を破壊するほどの出力は出せません。医師法に抵触するためです。
永久脱毛を望むなら医療脱毛を、「二度と毛が生えなくなるのはちょっと……」という方は美容脱毛を選びましょう。
なお、美容脱毛でもツルツル肌を目指せます。
ただし、出力が弱く脱毛効果が緩やかなため、医療脱毛より通う回数は多くなり、完了までの期間も長くなります。
その他の違い
他にも、美容脱毛は医療脱毛と比べて、次のような違いがあります。
- 痛みが小さい
- 施術一回の料金は安い(支払総額に差はない)
- 美肌効果も期待できる
美容脱毛と医療脱毛の違いは、別の記事で詳しくまとめます(作成中)。
美容脱毛と家庭用脱毛器の違い
家庭用脱毛器も、仕組みは美容脱毛と同じです。光で発毛組織にダメージを与えて、毛の成長を抑えます。
違いは光の出力で、家庭用脱毛器のほうが弱いです。美容脱毛と同じような効果は得るには、回数や期間を重ねることになります。
家庭用脱毛器のメリットは、自宅で好きなときにムダ毛をケアできること。家族も使えます。
VIOなど他人に見られたくない部位も、自分で脱毛できます。
ただし、手の届かない、よく見えない、形が細かいところはうまく使えません。
美容脱毛の回数の目安
効果 | 回数 |
---|---|
ムダ毛が薄くなってくる | 3~6回 |
自己処理が楽になる | 7~10回 |
ムダ毛がほとんど目立たない | 12回以上 |
ツルツル | 18回以上 |
美容脱毛に限らず、脱毛は1回の施術ですべての毛がツルツルになるわけではありません。
施術の回数を重ねていくうちに、段々と毛が薄くなり、ツルツルになっていきます。医療脱毛も同じです。
美容脱毛でツルツル肌を目指すなら、18回以上が目安。期間にして2~3年です。
必要な回数は毛質や毛量、部位でも変わります。個人差もあります。
期間がかかる理由は「毛周期にあわせるから」
脱毛を終えるまでに2~3年もの月日がかかるのは、毛の生えかわりのサイクル「毛周期」が影響しています。
脱毛は、生え変わったばかりの成長期の毛でないと、十分な効果を得られません。また、成長期の毛は、ムダ毛全体の約20%しかありません。
つまり、一度の施術で脱毛できるのは、ほんの一部のムダ毛だけなんです。
次の施術を受けるのは、成長期の毛が生えそろう約2ヶ月後がベスト。およそ2ヶ月ごとに施術を受けるから、2~3年かかってしまうんです。
美容脱毛の料金相場
コース | 相場 | |
---|---|---|
全身脱毛 | VIO・顔なし | ¥200,000 |
VIOあり | ¥260,000 | |
顔あり | ¥210,000 | |
VIO・顔あり | ¥270,000 | |
VIO | ¥130,000 | |
顔 | ¥100,000 |
※12回コースの相場
美容脱毛の料金相場は、ムダ毛がほとんど目立たなくなる12回コースだと、上の表のようになります。
ちなみに医療脱毛の全身脱毛の相場は、同様の効果がみられる5回コースだと¥190,000です。
美容脱毛の料金プランは、初回が格安になるものや、数ヶ月の支払いが無料になるものもあります。
しかし、支払総額は相場の金額と変わりません。注意しましょう。
美容脱毛の種類
美容脱毛にも種類があり、効果や痛みなどの特徴が違います。
どういったものがあるのでしょうか。詳しく解説します。
IPL(インテンス パルス ライト)
IPLは、毛のメラニンに反応する光による熱で、発毛組織にダメージを与えます。
脇やVIOなど濃い毛の脱毛が得意ですが、産毛などメラニンの薄い毛は苦手。痛みも感じやすいです。
日焼けなどで色の濃いお肌には施術できません。お肌に光が反応してしまい、火傷のリスクが高まるためです。
SHR(スーパー ヘア リムーバル)
SHRは、低い出力の光で熱を蓄えることで、発毛を促す「バルジ領域」にダメージを与えます。蓄熱式とも呼ばれるものです。
発毛の指令を途絶えさせることで、毛が生えてくることを遅らせます。
従来の方法だと苦手な産毛にもアプローチできるほか、色の濃いお肌にも施術できることがあります。
THR(サーモ ヒート リムーバー)
THRは、上で説明したIPLとSHRをかけあわせたような仕組みです。
濃い毛から産毛まで脱毛効果を期待できます。また、美容脱毛のなかで最も効果を実感しやすいです。
SSC(スムース スキン コントロール)
SSCは、光を使って抑毛効果のあるジェルや美容液などを浸透させることで脱毛します。
熱でダメージを与えるわけではないため、お肌への負担が小さく痛みも感じにくいのが特徴です。ジェルなどによる美肌効果も期待できます。
脱毛効果は、他の方法と比べて緩やかです。
ワックス脱毛は負担が大きくて×
ワックスやペーストを塗り、剥がすことで脱毛するブラジリアンワックスやシュガーリングは。専門サロンのものでもおすすめできません。
お肌や毛穴に大きな負担がかかり、毛嚢炎(もうのうえん)など肌トラブルのリスクもあります。
まとめ
美容脱毛は、毛の成長を遅らせることで、生えるペースが遅くなるほか、生えてくるムダ毛が細いといった効果を得られます。
医療脱毛のような永久脱毛効果はありません。一定期間がたてば、また生えてきます。施術の回数も多くなり、通う期間も長いです。
痛みが小さいことや、美肌効果にも期待できるのも特徴でした。
一回の施術の料金は安いですが、支払総額は医療脱毛と変わらず高額です。
格安な表示に惑わされず、最終的にいくら払うのかは必ず契約前にチェックしましょう。